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展覧会情報

EXHIBITION INFORMATION

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藤田嗣治「自画像」1960年 個人蔵
藤田嗣治《自画像》 1960年
Autoportrait
個人蔵

岡田文化財団設立45周年記念

藤田嗣治 7つの情熱

LES 7 PASSIONS DE FOUJITA

2025年
2月1日(土) - 3月30日(日) 会期中無休

 少年期より画家を志した藤田(ふじた)嗣治(つぐはる)(レオナール・フジタ/1886-1968)は、東京美術学校卒業後、1913年、フランスに渡ります。当時、先端的な美術の中心地であったパリで、様々な国から集まった芸術家の一人として、ピカソやモディリアーニらと交流し、20年代には、代名詞ともいえる「乳白色の肌」や面相筆による墨の線が特徴的な独自の画風を築き、サロンでの成功を経て時代の寵児となります。その後も、その大きな名声に甘んじることなく、大画面や壁画を手がけるなど新たな展開を遂げました。太平洋戦争では、祖国で戦争記録画を描きますが、戦後は日本を去り、フランスに帰化、カトリックの洗礼を受けます。晩年は純真な子どもを主題とする作品を描き、81歳で没しました。現在は、自身が手がけた北フランスのランスにある礼拝堂に眠っています。
 今回は、藤田研究の第一人者として知られるシルヴィー・ビュイッソン氏監修のもと、フランス国内の個人が所蔵する、デッサン、版画、水彩、油彩を中心に展観します。自画像や女性、宗教画など、藤田が生涯にわたり情熱をささげた7つのテーマを柱に据えて、日本とフランス、両国に生きながら、絵筆をとりつづけた藤田の人生とその創作の源泉に迫ります。また、川島理一郎や東郷青児、海老原喜之助ら、藤田と深く関わり、その情熱を受け継いでいった日本人画家9名*による油彩他資料を合わせて紹介し、藤田が同時代に果たした役割を捉え直します。

*海老原喜之助、岡 鹿之助、川島理一郎、高野三三男、小柳 正、高崎 剛、田淵安一、東郷青児、板東敏雄(五十音順)

藤田嗣治《キュビスムによるアトリエの静物》 1914年 NATURE MORTE CUBISTE A L'INTERIEUR DE L'ATELIER 個人蔵


藤田嗣治《キュビスムによるアトリエの静物》 1914年
Nature morte cubiste a l'interieur de l'atelier
個人蔵

藤田嗣治《虎猫》 1924年 Chat tigré 個人蔵


藤田嗣治《虎猫》 1924年
Chat tigré
個人蔵

藤田嗣治《雪中のフードの少女》 1929年 Filette au capuchon Yu コレクション(ベルギー)


藤田嗣治《雪中のフードの少女》 1929年
Fillette au capuchon sous la neige
Yu コレクション(ベルギー)

© Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 G3686

主催 公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム
後援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ

中日新聞社、朝日新聞社、読売新聞社、三重テレビ放送
協力 日本航空
企画協力 ブレーントラスト

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